J3相模原は4日、サッカー元日本代表GK川口能活(43)が現役を引退すると発表した。12月2日のJ3第34節・鹿児島戦で引退セレモニーを行うという。

 川口はGKとしては小柄な180センチながらも積極的な飛び出しと、優れた反応速度で日本の守護神として君臨し“炎のGK”と呼ばれた。クラブを通じ「今シーズンで引退することを決めました。とにかく今は感謝の気持ちしかありません」とコメントした。

 静岡・清水商業から1994年に横浜Mに入団。96年のアトランタ五輪サッカー男子ではブラジルを破る“マイアミの奇跡”の立役者となった。2001年には日本人GKとして初めて海外進出し、イングランドのポーツマスと契約するなど、一時代を築いた。日本代表GKとして最多となる国際Aマッチ116試合に出場。98年フランスW杯から10年南アフリカW杯まで4大会連続出場を果たした。