本田が豪州リーグ開幕戦デビュー弾! 新天地でビッグプロジェクト進行中

2018年10月22日 16時30分

 これは「さすが」と言うべきだろう。元日本代表で今季からオーストラリア1部(Aリーグ)メルボルン・ビクトリーに移籍したMF本田圭佑(32)が20日のメルボルン・シティーとの開幕戦で先発デビューし、初ゴールを挙げる活躍を見せた。チームは1―2と敗れたが、会場には大観衆が押し寄せて実力、人気ともにいまだ超一流であることを証明。新天地では本田を中心とした“ビッグプロジェクト”も動きだそうとしている。

 日本の“王様”はオーストラリアでもスーパースターだった。

 キャプテンマークを巻き、日本代表時代と同じ背番号4を背負って先発した本田は前半28分、右クロスにヘッドで合わせて先制ゴールを叩き込んだ。昨年8月のメキシコ1部パチューカでのデビュー戦に続き、ド派手な門出を飾る千両役者ぶりだった。

 フル出場して攻守に献身的なプレーを見せ、セットプレーのキッカーも任された。敗戦に「得点できたうれしさよりも勝てなかった残念さのほうが大きい」と唇をかんだが、ケビン・マスカット監督(45)は「ホンダは卓越していた」と絶賛。早くもチームの大黒柱として存在感を発揮し、Aリーグ公式ホームページ上では開幕節のベストイレブンにも選出された。

 実力だけではない。開幕戦には昨年を10%以上も上回る4万504人の大観衆が押し寄せた。クラブの年間チケットはすでに2万4000枚以上を売り上げて、史上最高を更新する見込みとなっている。

 吹き荒れる“ホンダフィーバー”に、オーストラリアでサプライズ計画が進行中だ。「本田が移籍する際には、クラブだけでなくAリーグやオーストラリアサッカー連盟も関わって迎え入れた。それは実力だけでなく、人気や商業面を見込んでのこと。Aリーグと本田はさまざまな“プラン”を共同で行う話し合いをしているが、今後クラブのオーナーになる話も出てくるはず」とAリーグの事業にも携わる大手広告代理店関係者は話す。

 Aリーグには現在10クラブが参加するが、数年前からクラブ数を増やすことを検討している。リーグの人気停滞や参入候補クラブのスポンサーの撤退などでリーグ拡大は進んでいなかったが、人気抜群の本田に既存クラブの買収や新規クラブの立ち上げなどを推進してもらう計画がAリーグ内で議論されているのだ。

 すでに世界各国でクラブ経営に乗り出している本田にとっても“未開の地”であるオーストラリアは魅力的だろう。自らのプレーでリーグを活性化させれば、将来的に投資対象として検討する価値は十分にある。

 本田とAリーグはまさに“ウィンウィン”の関係で、オーストラリアを舞台に本田劇場が展開されそうだ。