日本代表の森保一監督(50)が、J2降格危機にある4選手に異例のゲキを飛ばした。

 日本サッカー協会は4日、国際親善試合パナマ戦(12日、新潟)およびウルグアイ戦(16日、埼玉)に臨む日本代表メンバー23人を発表。今季のJ1で残留争いに巻き込まれているG大阪のGK東口順昭(32)とDF三浦弦太(23)、鳥栖のGK権田修一(29)、柏のMF伊東純也(25)が入った。

 今後の戦い次第で来季J2でプレーする可能性もあるが「良い選手ならば、日本代表に選ぶべきだと思った選手なら、招集したいと思っている」とJ1の舞台でのプレーには固執しない方針を明言。そのうえで「まずはそうならないように」と全力でJ1に残留するよう“指令”を出した。

 もし所属クラブがJ2に降格したとしても、移籍して引き続きJ1でプレーする可能性はあるが、日本代表の精鋭に選ばれたプライドにかけてまずはチームを救う活躍を見せてほしいということだろう。代表指揮官からの愛のムチに応え、4選手は残留争いがシ烈極まる終盤戦で火事場のバカ力を見せることができるか。