【英国・ロンドン24日(日本時間25日)発】国際サッカー連盟(FIFA)は2017―18年シーズンの年間表彰式「ザ・ベストFIFAフットボールアウォーズ」を開催し、男子最優秀選手にクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(33=レアル・マドリード)を選出した。

 最終ノミネートはモドリッチのほかにポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(33=ユベントス)、エジプト代表FWモハメド・サラー(26=リバプール)が選ばれていた。ロシアW杯準優勝&大会MVPに加えてRマドリード(スペイン)での欧州チャンピオンズリーグ(CL)3連覇が評価されて初受賞となった。

 モドリッチは壇上で「とても光栄。この賞を手にできて、うれしく思う。この賞は私だけのものではなくレアル・マドリードやクロアチアの全てのチームメートのもので、彼らの素晴らしいサポートのおかげ」などとスピーチ。すでに欧州サッカー連盟(UEFA)の最優秀選手も受賞しており“2冠”となった。

 07年にブラジルのMFカカ(当時ACミラン)が受賞して以降、C・ロナウドとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(31=バルセロナ)の2強が同賞を“独占”してきたが、モドリッチが11年ぶりに牙城を崩した。

 また国際プロ選手会と共催し、選手投票で決める「ベストイレブン」には、モドリッチに加え、欧州CL3連覇を果たしたRマドリードから、ユベントスに移籍したC・ロナウドを含めて5人が名を連ねた。