サッカーの欧州リーグ(EL)2018―19シーズンが20日(日本時間21日)に開幕し、H組Eフランクフルト(ドイツ)のMF長谷部誠(34)は敵地でDF酒井宏樹(28)が所属するマルセイユ(フランス)戦にフル出場し、2―1の逆転勝利に貢献した。酒井はベンチ入りしたが出番はなかった。

 昨季、マルセイユのサポーターが度重なる暴動を起こしたことで欧州サッカー連盟から無観客試合処分を受けた中での一戦は、マルセイユが前半3分に先制。Eフランクフルトは守備的MFに入った長谷部を中心に追加点を許さず、後半7分に同点に追いついた。その後、同14分に退場者を出したが、終了間際の同44分に劇的な勝ち越しゴールを奪って勝ち点3を手にした。

 B組ザルツブルク(オーストリア)の日本代表MF南野拓実(23)は、同じ大手飲料メーカーのレッドブルがオーナーのライプチヒ(ドイツ)とのアウェー戦で後半26分から出場。無得点に終わったが、チームは3―2で白星発進した。

 F組ベティス(スペイン)のMF乾貴士(30)は敵地でのオリンピアコス(ギリシャ)戦の後半38分から出場したが無得点。試合は0―0で引き分けた。D組アンデルレヒト(ベルギー)のMF森岡亮太(27)は0―1で敗れた敵地のスパルタク・トルナバ(スロバキア)戦でベンチ外だった。