【スペイン・マドリード発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ開幕節8試合が19日(日本時間20日)に行われ、G組のレアル・マドリード(スペイン)はホームでローマ(イタリア)に3―0で快勝。史上初の4連覇に向けて好発進した。

 王者はやはり強かった。大黒柱のC・ロナウドが流出したレアルにとって早くも真価が問われる戦いとなったが、サンチャゴ・ベルナベウに詰め掛けたサポーターを安心させるには十分すぎる内容だった。

 昨季4強入りしたローマを前半から圧倒。チャンスを演出しながら崩し切れない時間もあったが、45分にMFイスコ(26)がゴール正面からの直接FKを鮮やかに左隅に決めて先制した。後半13分にもロシアW杯MVPのクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(33)のスルーパスからFWガレス・ベイル(29)のゴールで2点目。さらに同アディショナルタイムにはC・ロナウドに代わる「新7番」MFマリアーノ・ディアス(25)が豪快なドライブシュートを叩き込んでダメ押しした。戦力低下の不安を一蹴した王者。今季もCLの主役となるのは間違いない。