【スペイン・エルチェ11日(日本時間12日)発】欧州ネーションズリーググループAの4組で、ロシアW杯準優勝のクロアチアが敵地でスペインに0―6の大敗を喫し、W杯後初の公式戦は黒星スタートとなった。

 W杯MVPのMFルカ・モドリッチ(33=レアル・マドリード)がトップ下に入り、MFイバン・ラキティッチ(30=バルセロナ)らW杯の主力も先発。だが前半20分にDFに故障者が出て交代を余儀なくされるとチームは勢いを失い、スペインの勢いにのみ込まれた。

 この日の主役は、ロシアの地で16強止まりの屈辱を味わったスペイン代表MFマルコ・アセンシオ(22=Rマドリード)だった。1―0で迎えた前半33分に豪快なミドル弾を叩き込むと、2分後には左足シュートが相手GKのオウンゴールを誘発。後半4分にスルーパスでチーム4点目をお膳立てすると、12分にもDFセルヒオラモス(32=Rマドリード)のヘディング弾をアシストした。25分にも6点目をアシストし、5得点に絡む(記録上は1得点3アシスト)活躍を見せ、8日のイングランド戦に続いて連勝を飾った。

 グループAの2組のベルギーは敵地でアイスランドに3―0で快勝。FWエデン・アザール(27=チェルシー)が先制PKを決め、FWロメル・ルカク(25=マンチェスターU)も2得点し、W杯3位の実力を示した。