【フランス・サンドニ9日(日本時間10日)発】欧州サッカー連盟(UEFA)による新設大会で、加盟協会の代表チームで争う「欧州ネーションズリーグ(NL)」リーグAの1組でロシアW杯優勝のフランスがホームでオランダに2―1で勝ち、W杯後初勝利を飾った。

 新生チームは6日にドイツとスコアレスドローに終わっていたが、この日は気迫が違った。開始直後からFWキリアン・エムバペ(19=パリ・サンジェルマン)がドリブルでペナルティーエリアに侵入してシュート。14分にはオランダ守備陣のミスを見逃さず、MFマチュイディのパスを受けたエムバペがW杯後初ゴールを奪った。後半22分に失点したものの、同30分に左クロスをFWオリビエ・ジルー(31=チェルシー)が決めて勝ち越し。その後は相手の攻撃をしのいで勝ち切った。

 またリーグBの1組ではデンマークがウェールズに2―0で快勝。5日の親善試合スロバキア戦では、選手会との契約問題が決着しなかったためにフットサル代表選手などを出場させて0―3で敗れていた。6日に契約が暫定的に合意に達したことで、この日はロシアW杯メンバーが出場。エースのMFクリスティアン・エリクセン(26=トットナム)が2得点を挙げ、貫禄を示した。