前園真聖氏「大迫2ケタ得点期待 伊藤達哉はブレークの予感」

2018年08月23日 16時30分

潜在能力の高さを見せる伊藤(手前=ロイター)

 ドイツ1部リーグが24日(日本時間25日)に開幕する。今季は1、2部を合わせて12人もの日本人選手が同リーグに参戦。ロシアW杯で好パフォーマンスを見せた日本代表FW大迫勇也(28=ブレーメン)をはじめ、若手有望株がどんな活躍を見せてくれるのか。元日本代表MF前園真聖氏(44=本紙評論家)が有力選手の展望とともに、今季大ブレーク間違いなしの意外な注目選手をピックアップした。

 昨季デュッセルドルフでプレーしたハノーバーの日本代表MF原口元気(27)は新天地でエースナンバーの「10」に指名されました。それだけ大きな期待を寄せられている証拠と言えます。負傷で出遅れていますが、復帰すれば、ロシアW杯と同様に十分に存在感を示してくれるはずです。

 彼の大きな特長は攻守両面のハードワークとサイドからの仕掛けでしょう。昨季は同じチームに所属した同MF宇佐美貴史(26)と良い関係性を築いていました。今季もシュツットガルトから加入したFW浅野拓磨(23)がチームメートにいるので互いに共存共栄を目指し、いい方向に進んでほしいです。さらなるステップを狙う原口にとっては勝負のシーズンになります。

 その浅野はプレシーズンでゴールを量産し、新エース候補として注目されています。持ち味のスピードに加えて高い決定力を示し、今季はW杯メンバー落選でメンタルも強化されたはず。そのうっぷんを晴らす活躍が期待できそうです。宇佐美は引き続きデュッセルドルフでプレーすることに決まり、今季は中心選手になることが求められるでしょう。

 気になっているのは、ロシアW杯で大活躍したFW大迫です。今季はブレーメンで再スタートとなる中、ストライカーとしてゴールという結果を追求してほしいです。それに比較的、合わせるタイプの選手ですが、時には自らが果敢に仕掛けて個人技で得点をすることも欠かせません。W杯で自信を得た今季は2桁ゴールを期待します。

 また、大きな飛躍が待望されているのは2部ハンブルガーSVのFW伊藤達哉(21)。昨季から試合に出始め、ドイツ国内に大きなインパクトを残しました。切れ味鋭いドリブル突破は圧巻ですし、すぐに日本代表に選出されても不思議ではないアタッカーです。今季コンスタントに出場機会を得られれば、ブレークは間違いないでしょう。

 彼は2020年東京五輪世代でもあり、近いうちに誰もが名前を知る選手になるのではないでしょうか。