【インドネシア・パレンバン21日】ジャカルタ・アジア大会サッカー女子1次リーグC組最終戦で、なでしこジャパンはベトナムに7―0で勝利し、グループ1位突破を決めた。25日の準々決勝でB組2位と対戦する。

 すでに1次リーグ突破を決めている日本は開始から主導権を握ると、攻守両面でベトナムを圧倒。左右サイドから切り込むなど好機を演出し、前半5分にFW菅沢優衣香(27=浦和)、17分にMF籾木結花(22=日テレ)、38分にMF中島依美(27=INAC神戸)がゴールを決め、3点のリードを奪った。
 高倉麻子監督(50)が「なでしこジャパンらしく戦うことに集中して、試合に臨むだけ」と話していた通り、元世界女王らしい完璧な戦いで貫禄を示した。後半6分にはエースFW田中美南(24=日テレ)、19分にMF増矢理花(22=INAC神戸)がゴール。その後も得点を重ねた日本が圧勝した。

 2010年の広州アジア大会以来の金メダル獲得に向けて視界良好のようだ。