【フランス・バンヌ20日(日本時間21日)発】サッカーのU―20女子W杯準決勝が行われ、日本はイングランドを2―0で下し、この年代としては初めて決勝に進んだ。24日(日本時間25日未明)にスペインと対戦する。

 日本は前半22分、縦パスを受けたFW植木理子(19=日テレ)がペナルティーエリア内でDFを振り切り、右足シュート。ボールはゴール左に突き刺さり今大会5得点目のゴールで先制した。同27分にはMF宮沢ひなた(18=日テレ)が左足でミドルシュート。惜しくもクロスバーに阻まれたが、こぼれ球をMF遠藤純(18=JFAアカデミー福島)が頭で押し込んで加点した。後半は終盤に攻め込まれる時間帯はあったものの、高い集中力を発揮して守りきった。

 植木は「先制点が欲しかったので、自分で決めようと思った。すごくいいチームだし、優勝できる力を持っていると思うので、必ず優勝したい」と誓った。6度目の出場の日本は2012、16年大会での3位が過去最高成績。スペインには今大会1次リーグ第2戦(9日)で0―1で敗れているだけに、リベンジを果たして初戴冠となるか。