【インドネシア・チカラン１６日発】ジャカルタ・アジア大会サッカー男子の１次リーグＤ組で東京五輪世代のＵ—２１で臨んでいる日本は、１次リーグ２戦目のパキスタン戦に４—０で勝利した。

　ネパールとの初戦（１４日）は１—０の辛勝だったが、先発８人を入れ替えたこの日はゴールラッシュを見せた。前半２分、ＭＦ岩崎悠人（２０＝京都）が先制点を挙げると、同９分にはＦＷ旗手怜央（２０＝順大）、同１０分にはＦＷ前田大然（２０＝松本）が続く。さらに同３５分には、岩崎がこの日２点目となる豪快なシュートを決めた。

　しかし後半に入ると勢いが止まってしまう。日本のペースに対応してきた相手を崩せず、ゴールを奪えなかった。森保一監督（４９）は、徹底的に守られて１点しか奪えなかったネパール戦後に「試合を決める追加点が欲しかった。相手がどういう守備をしてきても崩せるようにしたい」と課題を挙げていたが、この日も完全には払拭できなかった。

　日本は１９日の１次リーグ最終戦でベトナムと対戦する。