オーストラリア1部(Aリーグ)メルボルン・ビクトリーは6日、年俸290万豪ドル(約2億4000万円)の1年契約で日本代表MF本田圭佑(32)の加入を正式発表した。

 Aリーグ参戦の本田があの大スター選手を超えた。地元メディアは本田獲得を発表したメルボルンVにとって「史上最大の契約」と報道。2012年夏から14年夏までシドニーFCに2シーズン在籍した元イタリア代表FWアレサンドロ・デルピエロの年俸160万豪ドルを上回る290万豪ドルで契約したという。

 これまでAリーグに参戦したスペイン代表FWダビド・ビリャや元イングランド代表FWエミール・へスキー、元日本代表MF小野伸二(38=札幌)、同FW三浦知良ら大物選手に言及するメディアもあり、本田について「メルボルンVに加わる最大のビッグネーム」と報じた。

 Aリーグを運営するオーストラリアサッカー連盟のデービッド・ギャロップ会長は「彼のように経験豊富な選手の加入は、Aリーグの価値、市場性、イメージ、そして評判をアジアだけではなく世界中で高めてくれるだろう」とコメント。国営放送「ABC」は「元ミランのスターは間違いなくAリーグに好影響をもたらす」と伝えた。

 セントラルコースト・マリナーズ入りが確実視される陸上男子100メートル世界記録保持者で五輪3大会連続金メダルのウサイン・ボルト氏(31=ジャマイカ)とともに10月開幕のAリーグを盛り上げてくれそうだ。