豪移籍確実で現役続行 本田の視線の先は東京五輪出場か

2018年08月01日 16時30分

現役続行を表明した本田の「新たな目標」とは?

 ロシアW杯で日本代表のベスト16進出に貢献したMF本田圭佑(32)が31日、自身のツイッターを更新し、現役続行を宣言した。すでに新天地としてオーストラリア1部(Aリーグ)メルボルン・ビクトリー入りが確実な状況だ。W杯後には引退を示唆していた“日本の元エース”が引き続き選手としてピッチに立つ覚悟を決めた裏には、2020年東京五輪があった――。

 日本の元エースがようやく決断を下した。ロシアW杯後、長らく沈黙していた本田はこの日、自身のツイッターに英文で「なぜサッカーを続けるのかという新しい目標を決めた。近日中に次のクラブに関して決断する」と書き込んだ。

 本田は昨季限りでメキシコ1部パチューカを退団。ロシアW杯後には「現役を続けていくのかとか、サッカーにどう携わっていくのかは整理したい。今はいくつかのオプションがある中で自問自答しながら見つけていく」と引退を示唆していたが、引き続き選手としてピッチに立つ意向を固めた。

 新天地は加入がささやかれていたAリーグのメルボルンになることが決定的だ。地元メディア「ザ・ワールドゲーム」は31日、W杯終了後から同クラブやAリーグを運営するオーストラリアサッカー連盟(FFA)が本田側と交渉を重ね「メルボルン加入に向けた契約を結んだ」と報じた。

 今週中にオーストラリア行きが正式発表される見込みだが、Aリーグではサラリーキャップ制を導入している。年俸は500万円程度となっているものの、本田は年俸制限のない選手として加入する。地元メディアによると、年俸290万豪ドル(約2億4000万円)でメルボルンが130万豪ドル(約1億1000万円)を負担し、残りはAリーグの「マーキー基金」で補助するという。

 引退をほのめかしながらも、現役続行の決断を下した裏には何があったのか。本田はかねて東京五輪について「出ようかなと考えさせられる大会であることは間違いない。それってすごいことだし、現役を続けようと思うきっかけになる大会になる。僕だけではなくて、いろいろな種目の選手がやっていこうと思える大会になるんじゃないか」と語り、強い意欲を示してきた。

 五輪サッカー男子は原則23歳以下の選手で戦うが、本大会では24歳以上の選手3人を登録できるオーバーエージ(OA)枠がある。本田はロシアW杯後に「最後のW杯」と代表引退を示唆し、2022年カタールW杯に出場しないことを断言。しかし20年の自身については「言わないですよ。イメージはしているけど」と意味深に語っていた。それだけに、本田がツイッターに書き込んだ「新しい目標」が自国五輪にOA選手として出場する…という可能性は十分ある。元エースが再び日の丸を背負うことがあるかもしれない。