内田負傷で勃発「シャルケvsサッカー協会」

2013年02月19日 16時00分

 日本代表DF内田篤人(24)が右太もも肉離れを再発させた問題で所属のシャルケ(ドイツ)が日本側に猛クレームを付けた。これに対し、日本サッカー協会の大仁邦弥会長(68)は不快感を示すなど、困惑気味。今後の日本代表招集をめぐり、大きな波紋が広がりそうだ。

 

 ドイツ誌「キッカー」によると、シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツ・ディレクター=43)は「テストマッチ(6日、ラトビア戦)のために日本に移動したのは無意味だった。移動を義務付け、故障を持ち帰った。訳が分からないね」と、日本協会への不満を明かした。

 

 内田はラトビア戦の前に、昨年11月に痛めた同箇所に違和感も訴えたため「シャルケからは“行くな”という指示がありましたけど…」と辞退を求められたことを告白した。そんな不安を抱えながらも、試合に出場させたうえで、故障再発。これにシャルケ側は不信感を募らせたわけだ。

 

 こうした問題に、日本協会の大仁会長は15日に「われわれが悪いとか、そういうことはないと思う。向こう(シャルケ)が(日本代表招集に)納得しているし、どういう意味で言ってるのか…。無理な招集? それはない」と困惑気味に話した。

 

 また原博実技術委員長(54)は「内田?(招集に)問題があったわけではない。ケガをしていて、やれない状況だったら別だけど…。通常通りの招集です」と強調。日本代表の参加前に、内田の故障は確認されていなかったことで、シャルケの主張を一蹴した。

 

 さらにシャルケ側は内田の全治は明かしていない中、原委員長は「(試合まで)1か月以上あるし、大丈夫でしょう」との見解を示し、ブラジルW杯出場権がかかる同アジア最終予選ヨルダン戦(3月26日、アンマン)の招集に自信を見せた。

 

 シャルケはリーグ戦で10位と低迷。しかもケガ人が続出中という状況で怒りが収まらない様子だが、日本も正当性を主張し、真っ向から対立。今後の内田の代表招集をめぐって、さらなるバトルが勃発しそうだ。