スペイン2強レアル、バルサがアザール争奪戦

2018年07月13日 16時30分

レアル入りが有力視されていたアザール(手前)だが…(ロイター)

 ロシアW杯のスターをめぐり、スペイン2強が激しく火花を散らし始めた。スペイン紙「スポルト」(12日付)によると、バルセロナは、昨季パリ・サンジェルマン(フランス)に移籍したブラジル代表FWネイマール(26)の代役として、イングランド・プレミアリーグ、チェルシーのベルギー代表FWエデン・アザール(27)に白羽の矢を立て、代理人と接触したという。もともとE・アザールにはレアル・マドリード入りの流れができつつあっただけに、大争奪戦は必至の情勢だ。

 準決勝でフランスに敗れてW杯初制覇の夢は断たれたが、ベルギー代表の「背番号10」の周辺はここへきて騒がしさを増してきた。もともとE・アザールについてはRマドリードが先に調査を開始。ユベントス(イタリア)に移籍したポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(33)の代役として獲得する方針を固めたと言われていた。

 今年2月には、Rマドリードが移籍金1億ポンド(約148億円)と言われるFWガレス・ベイル(28)の譲渡に加え、移籍金1億ポンドを上乗せする用意があると英紙「エクスプレス」が報道。そんな中でチェルシーが来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃したことで、クラブに愛想を尽かしたE・アザールからは移籍も視野に入れた発言も出てきた。さらにRマドリードは今回、C・ロナウドの放出で移籍金1億500万ユーロ(約136億円)を獲得。資金面でも条件は整った形だ。

 ところが、ここへきて宿敵・バルセロナが参戦の意思を見せてきたことで、大争奪戦に発展するのは必至。バルサは昨夏にネイマール放出で移籍金2億2500万ユーロ(約294億円)を手にした。直後にフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(21)を獲得し、今年1月にブラジル代表MFコウチーニョ(26)を引き抜いた時点で資金は使い果たしたが、ここへきてパリSGがコウチーニョ獲得を画策し、2億7000万ユーロ(約351億円)を準備したと言われている。これが実現すれば、バルサにもE・アザール獲得資金ができる。

 チェルシーはすでにE・アザールの移籍を容認し、移籍金として少なくとも2億ポンド(約296億円)を見込んでいる。だが、ロシアW杯の活躍で価値が上がり、世界トップの2クラブが競り合うことになれば、前人未到の領域に入る可能性も十分にありそうだ。