田中陽子“澤超え”へ英語猛特訓中

2013年02月15日 16時00分

 ニューヒロインMF田中陽子(19=INAC神戸)が“女王超え”に動き出した。なでしこジャパン入りを狙う田中陽は、ライバルのMF澤穂希(34=INAC神戸)超えを目指し、語学力アップに取り組んでいるという。

 

 昨夏のU―20女子W杯で活躍した田中陽は、なでしこジャパンの予備軍「なでしこチャレンジ」のカテゴリーで、日本女子代表候補・合同合宿(大分)に参加。「次のアルガルベ(カップ=3月、ポルトガル)につながる。ミスを恐れず、自分の良さを出したい」と成果を口にした。

 

 ただ、田中陽は所属のINAC神戸ではレギュラーではなく、なでしこジャパン選出は厳しい状況だ。そこで、当面は「ボランチを極めたい」(田中陽)と、チームメートの澤からポジションを奪うことを目標に鍛錬を続ける。

 

 取り組みはピッチ外にも及んでいる。まず目指すのが語学力アップだ。田中陽は「英語です。世界を広げるためにも、自分のこれからの人生でも、英語をやっておけば役に立つかなって思いました」と明かした。

 

 なでしこジャパンで澤が10年以上も女王として君臨できたのは、プレー面だけが評価されたからではない。練習への取り組み方やリーダーシップに加え、語学力に優れていることも重要な要素になった。国際試合で、関係者と折衝する際の会話は基本的に英語。アクシデントがあった場合、いかに主審や運営に状況を伝えるかもリーダーの“仕事”になる。実際に、2011年ドイツ女子W杯優勝時に主将を務めた澤、ロンドン五輪銀メダル時のキャプテンMF宮間あや(28=岡山湯郷)は、英語が堪能だ。

 

 田中陽は現在、INAC神戸の米国人DFベッキー(27)とMFゴーベル・ヤネズ(24)を講師に特訓中。全ては日本代表で必要な“戦力”になるための手段というわけだ。

 

 15年カナダ女子W杯での連覇、16年リオデジャネイロ五輪での金メダルに向け、ポスト澤を目指す田中陽の挑戦は始まっている。