【ガーナ戦】西野ジャパン0―2完敗 本田豪語してこのザマ!!

2018年05月31日 16時30分

試合後、サポーターにあいさつした本田(中央)ら日本代表

 エース復権は“空砲”で終わるのか。サッカー日本代表は30日、国際親善試合のガーナ戦(日産スタジアム)で0―2と完敗を喫し、西野朗監督(63)は初陣を飾れなかった。西野ジャパンで復権し、先発したMF本田圭佑(31=パチューカ)もノーゴールに終わって存在感を発揮できず。バヒド・ハリルホジッチ前監督(66)を批判し続けてきた正当性をプレーで示すことができなかったエースには、各方面から批判の声が上がっている。

【VTR】主将の長谷部をリベロに置く3バックで臨んだ日本だったが、開始早々からサイドのスペースを狙われてピンチの連続だった。前半8分にFKを与えると、壁の間を抜かれて失点。その後はチャンスもつくったが、シュートの正確性を欠いた。後半からMF香川、FW武藤ら攻撃陣を入れ替えたが、6分には飛び出してきた相手をGK川島が倒してしまい、PKを献上。これを決められ、リードを広げられた。14分にFW岡崎も投入したが、攻撃陣の見せ場はないまま試合終了となった。

 これ以上ない「完敗」だった。わずか4日間の練習で臨んだ急造3バックは、ほとんど機能しなかった。初陣を飾れなかった西野監督は「トライはできたが、こういう結果で残念」と肩を落とした。

 攻撃の要として期待された本田は右シャドーで先発。前半32分に得意の左足でFKを放ったが、GKにはじかれるなど不発に終わった。後半14分で交代し「チャンスもあったので悔しい」。新システムで結果が出なかったことには「ゼロからのスタート。内容に関しては最後のところのビジョンの共有が足りない。いきなりそこで『あうんの呼吸』が生まれるほどサッカーは甘くない」と語った。

 ロシアW杯開幕まで残り2週間。果たして間に合うのか。本田は「今後良くはなっていくだろうが、どれくらい良くしないと勝てないのかの議論になる。ただ、そんなに甘い話ではないので、危機感はある」との見立て。つまり新システムがW杯までに完成できるかどうかは未知数…というわけだ。これでは不安は募るばかりだが、本番への期待感をあおることは全くできなかっただけに、本田に対する風当たりも強まってきた。

 この日の試合を見た日本代表OBは「このままのパフォーマンスでは本番で期待できない。しかもあれだけ偉そうなことを言ったんだから、もっと批判されてしかるべき」とぴしゃり。

 本田はハリルホジッチ前監督の解任前に収録されたNHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で「ハリルのサッカーに全て服従して、選ばれることのほうが俺は恥ずかしいと思っている」と言ってのけた。その“天敵”が消えて活躍する舞台を整えてもらっても、結果に直結するパフォーマンスができないのだから批判されて当然だろう。

 しかも今回の合宿中には「1回目のチャンスでゴールを決められそうな予感がする」とまで豪語していただけになおさらだ。ネット上では、サポーターから「ゴールを決めていればさすがということになるが、今日何もできなかった」「今日のプレーは厳しい。ほとんど歩いていた」「言動と実力が伴っていないから見苦しい」などと辛辣な声が飛び出している。

 もちろん、これまで数々の逆境をはね返してきた日本のエースだ。西野ジャパンの中心選手に指名されたことで現状打破へのモチベーションは高まっているだろうが、チームを勝利に導くゴールを決めない限りは話にならない。このまま本番でも惨敗を喫するようなことがあれば、本田に「A級戦犯」として批判が集中しかねない状況だ。

 キャリアの集大成と位置付けたロシアW杯で批判をバネに意地を見せられるのか。日本のエースの真価が問われている。