ポルトガル1部ポルティモネンセで今季10ゴール12アシストと大ブレークしたFW中島翔哉(23)に今夏のパリ・サンジェルマン(フランス)移籍が急浮上した。地元メディア「フットメルカート」によると、J1浦和にも所属したテクニカルダイレクターのロブソン・ポンテ氏(41)がパリSGからの関心を認めたという。

 フランス1部は来季から「アジア枠」が導入されることもあって、欧州で覚醒した日本人MFに興味津々。すでに来季からはドイツ1部ドルトムントでMF香川真司(28)を指導していたトーマス・トゥヘル氏(44)が新監督に就任するため、中島の受け入れにも支障はないとみられている。

 ポルティモネンセはすでに中島の移籍金を2000万ユーロ(約26億円)に設定。ポンテ氏によると、ポルト、スポルティング、ベンフィカ(いずれもポルトガル)に加えて日本代表DF長友佑都(31)が所属するガラタサライ(トルコ)など6クラブからオファーが届き、さらに10クラブ以上が中島の獲得に興味を示しているという。

 中島はロシアW杯に臨む日本代表から落選したものの、欧州では今オフの“目玉商品”として注目の逸材というわけ。パリでブラジル代表FWネイマール(26)とチームメートになる可能性も十分にありそうだ。