前園真聖氏「W杯“死の組”でもドイツの1位突破は確実」

2018年05月23日 11時00分

攻守の要となるクロースがドイツをけん引(ロイター)

【前園真聖氏のロシアW杯1次リーグ徹底分析「ZONO’s EYE」】「死の組」と呼ばれるF組でも、前回優勝国ドイツの1位抜けは確実でしょう。W杯欧州予選は10戦全勝。しかも43得点4失点と圧倒的強さを示しました。

 かねて主力を担っているMFメスト・エジル(29=アーセナル)、MFトニ・クロース(28=レアル・マドリード)、MFサミ・ケディラ(31=ユベントス)は健在。さらに若手も次々と台頭しています。MFレロイ・サネ(22=マンチェスター・シティ)のクラブでのプレーを見ているとスピード、ドリブルが突出してます。

 だからこそ、攻守ともにスキがありません。前回優勝に大きく貢献したMFマリオ・ゲッツェ(25=ドルトムント)ですらもメンバーから落選。守備の要であるDFジェローム・ボアテング(29)は4月下旬に左太腿を痛め、同じくGKマヌエル・ノイアー(32=ともにバイエルン・ミュンヘン)の負傷明けというマイナス要素も不安に感じないくらいです。

 2位突破はスウェーデンかメキシコ。スウェーデンの特長は強固な守備。W杯欧州予選プレーオフでは、W杯優勝経験のあるイタリアに得点を許さず、2戦合計1―0で本戦の切符をつかみました。代表復帰の可能性もあったFWズラタン・イブラヒモビッチ(36=ロサンゼルス・ギャラクシー)が入ったら面白かったのですが、15日に発表された23人のリストから漏れてしまいました。

 メキシコは組織と個のうまさが融合した強さがあります。FWハビエル・エルナンデス(29=ウェストハム)の決定力も大きな武器。金メダルを獲得した2012年ロンドン五輪メンバーが成熟して迎えるW杯は期待できそうです。残る韓国は「死の組」でかなり厳しい戦いになります。(次回はG組を分析)