「だから岡崎は外せない」発言で見えたハリルと違う西野サッカーの一端

2018年05月19日 16時30分

 18日、西野朗監督(63)によるキリンチャレンジカップのガーナ戦(30日、日産ス)代表メンバー発表会見の舞台裏は、ドタバタの連続だった。

 会見当日の午前、J1川崎からFW小林悠(30)が左ふくらはぎ肉離れで全治2週間のケガをしたという連絡が入った。クラブ側から招集に応じられないと告げられ、すでに完成していたメンバーリストも変更。「彼はこの中に入っていたが、残念ながら外さざるを得ない」と無念の表情を浮かべた。

 国際サッカー連盟(FIFA)に35人の予備登録メンバーを提出した翌日(15日)、MF今野泰幸(35=G大阪)が右足首の手術を受けるという情報も入ってきた。「重いオペ(手術)ではないが、受けなければいけない状況。この期間での復帰は望めないのでリスト外になった。経験値、実績があり、欠かせない評価をしていた」と残念がった。

 船出から誤算続きの西野ジャパンだが、指揮官にとって希望の光はFW岡崎慎司(32=レスター)だ。「我々が大舞台で戦っていく上で、止まっている選手がいたら戦えない。それは体もそうだし、判断力という頭の動きが止まっていたとか、ボールを早く動かせないとかもそう。彼の役割は代えがない」とバヒド・ハリルホジッチ前監督(66)から冷遇を受けたストライカーを手放しで絶賛した。

 この言葉で西野監督の目指すサッカーの一端が見えた。ハードワークしながら、全員が攻守にわたって常に連動する。そこに岡崎は欠かせない。出だしからトラブルに見舞われた西野ジャパンだが、縦一辺倒でチームとして機能しなかったハリルジャパンとは異なったサッカーが期待できそうだ。