日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)が思わぬ場所で“糾弾会見”を強いられた。

 16日、母校の筑波大で行った特別講義の終了後、学生との質疑応答コーナーで日本代表監督の電撃交代劇に関する質問が続出した。

「ハリルホジッチ監督の解任はどのへんを重視したのか」「今までの不満分子が全部、積もり積もった結果だったのか」などと際どいものだけでなく「西野監督に代えても代表が変わるのか。協会側の責任回避とか、そういった要素があったのか」と厳しく追及される一幕もあった。

 田嶋会長は「責任回避をするなら、そのままにしておいたほうが責任はなかったかもしれない。具体的なことを皆さんに言うわけにはいかないけど、バランスを考えていく中で代えざるを得なかった」などと応じるにとどまったが、母校の後輩からのまさかの集中砲火にタジタジだった。