【フランス・リヨン16日(日本時間17日)発】欧州リーグ(EL)決勝が行われ、日本代表DF酒井宏樹(28)の所属するマルセイユ(フランス)はアトレチコ・マドリード(スペイン)に0―3で敗れた。左膝内側側副靱帯損傷から復帰した酒井はベンチ入りしたものの出番はなかった。

 前半21分にAマドリードのFWアントワヌ・グリーズマン(27)に先制されると、後半4分にもグリーズマンに追加点を許した。マルセイユも反撃に転じ、36分にはFWコンスタンティノス・ミトログル(30)が放ったヘディングシュートがポストに阻まれるなど、好機を生かせない。44分にはカウンターからMFガビ(34)に3点目を奪われて完敗した。

 酒井は2002年にEL前身の欧州サッカー連盟(UEFA)カップ時代にフェイエノールト(オランダ)で優勝したMF小野伸二以来、日本選手2人目の欧州制覇はならなかった。