前園真聖氏 今回のブラジルは「個人」より「チーム力」

2018年05月16日 11時00分

ブラジル代表のエースFWネイマール(ロイター)

【ZONO’S EYE】1次リーグE組は優勝候補の大本命、ブラジルの1位突破で間違いありません。骨折したエースFWネイマール(26=パリ・サンジェルマン)は100%の状態でプレーできるかわからない不安はあります。チームは前回ブラジルW杯準決勝でドイツに1―7で大敗し、2002年日韓W杯から優勝していないという指摘もあります。ですが、まったく心配はないと見ています。

 今回のブラジルは、才能ある選手に任せるスタイルから脱却して「チーム」として戦えるようになっています。次世代エースのFWガブリエルジェズス(21=マンチェスター・シティー)ら前の選手も献身的に守備をしますし、ボール奪取能力の高いMFカゼミロ(26=レアル・マドリード)やMFパウリーニョ(29=バルセロナ)が中盤にいます。さらに最終ラインにはDFマルセロ(30=Rマドリード)と欧州ビッグクラブのレギュラー選手ばかり。まさに隙のないラインアップと言えます。

 2位は混戦でコスタリカかスイスの争いでしょう。コスタリカは前回大会では死の組(イングランド、イタリア、ウルグアイと同組)を克服してベスト8。当時とメンバーも変わっていないので侮れません。Rマドリードの守護神、GKケイロル・ナバス(31)が安定したセーブを発揮してくれるのも大きな武器になると思います。

 スイスは左利きのテクニシャン、MFグラニト・ジャカ(25=アーセナル)が中心。広い視野を持っていて周りを生かせるタイプです。それにMFジェルダン・シャキリ(26=ストーク)の経験値も心強い。セルビアも実力者が揃っていますが、この組で勝ち上がるのは厳しいでしょう。