日本の背番号10が“完全復活宣言”だ。ドルトムントMF香川真司(29)が14日、シーズンを終えてドイツから帰国した。

 到着した成田空港で取材に応じた香川は、開口一番「練習を休んだりして、皆さんに心配かけたけど問題ない。これから時間があるのでしっかり準備したい」と万全の状態をアピールした。

 2月に左足首を負傷して以来、実戦から遠ざかっていたが、12日のホッフェンハイム戦で後半30分から途中出場し、約20分間プレー。久しぶりの実戦を終えた後も患部は「全く問題ない」そうで、「皆さんが思っている以上にケガは問題ないので、そこだけは強調したい」と不安視される左足首は完治していることを力強く宣言した。

 他の欧州組は帰国後、数日間休養するが「W杯までがシーズンだと思っている。僕の場合は休んでいる暇はない。しっかり練習して備えたい」とオフ返上でトレーニングを続ける予定。「新しい監督のもとでやるだけ。“その日”に会えればいいなと思う」と、18日にメンバー発表されるガーナ戦(30日、日産)、そしてW杯最終メンバーが決まる運命の31日に向けて、人事を尽くして天命を待つつもりだ。