ポルティモネンセ・中島翔哉が10得点、10アシスト達成で移籍金“ヒデ超え”も

2018年05月07日 16時30分

 ついに大争奪戦が勃発――。ポルトガル1部リーグ・ポルティモネンセの日本代表FW中島翔哉(23)は5日(日本時間6日)に2―3で敗れた敵地のベレネンセス戦で1ゴール、1アシストをマーク。今季10得点、10アシストを達成した。新天地で結果を残した中島には、ロシアW杯後に向けて欧州クラブからオファーが殺到するのは間違いない状況。今後のパフォーマンス次第では日本人の移籍金最高額を超える可能性も出ている。  リオデジャネイロ五輪で日本の10番を背負った中島は昨夏の移籍後に大ブレーク。移籍1年目で2桁ゴールと2桁アシストを決め、評価が高まった。ポルティモネンセのロドニー・サンパイオ会長は、すでにアトレチコ・マドリード(スペイン)をはじめ複数のクラブから中島獲得の申し入れがあると明かしている。  クラブ側は1月末が締め切りだった冬の移籍市場で中島に移籍金800万~1000万ユーロ(約10億4000万~約13億円)で複数のオファーが届いていたことを明らかにし、3月に日本代表への初選出を受けて今夏の移籍金を破格の2000万ユーロ(約26億円)に設定した。  それでも地元紙「O・JOGO」は、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)やナポリ(イタリア)が中島に関心を示していると報道。MF香川真司(29)のドルトムント(ドイツ)、DF長友佑都(31)のガラタサライ(トルコ)も獲得に乗り出すと報じられるなど、オファーが殺到する見込みだ。  今夏にも大争奪戦に発展するのは間違いないところだが、さらに移籍金が高騰する可能性があるという。ある代理人は「(日本代表入りし)国際舞台でも、やれるところを見せれば移籍金はさらに上がる。マーケティングの部分で(査定が)大きく変わるから」。元日本代表FW三浦知良(51=J2横浜FC)の代理人を務めた田路雅朗氏(62)も「クラブ間で争奪戦になれば綱引きになり、移籍金が変動するのは当然」と指摘した。  2010年にVVV(オランダ)からCSKAモスクワ(ロシア)に移籍したFW本田圭佑(31=パチューカ)は移籍金900万ユーロ(約11億7000万円)、12年にドルトムントからマンU入りした香川は1500万ユーロ(約19億5000万円)。日本人の移籍金最高額は01年にローマからパルマ(ともにイタリア)に移った元日本代表MF中田英寿の2600万ユーロ(約33億8000万円)といわれる。  中島はまだ中田や香川の実績には及ばないが、ロシアW杯に臨む西野ジャパンを決勝トーナメントに導く“救世主”になれば、移籍金は2000万ユーロを軽く超えて日本人最高額を更新する可能性は高い。  中島は3月の代表戦後、去就について「まだリーグ戦も1か月ちょっとあるので、そこに集中している。それが終わってからでも遅くない。その(移籍市場の)期間もあるし、今は別に考えていない」とコメントしているが、国内外で存在感が高まっている。 日本代表で今夏に移籍するのは中島だけではない。ドイツ2部に降格が決まったケルンのFW大迫勇也(27)は同1部ハノーバー入りが有力。ドイツ紙「ビルト」によると、移籍金は500万ユーロ(約6億5000万円)以上になるという。来季から同1部に昇格するデュッセルドルフも獲得に乗り出す予定だ。  スペイン1部エイバルのFW乾貴士(29)も来季欧州リーグ(EL)参戦が確実なベティスに移籍する方向だ。トルコ1部ガラタサライのDF長友はイタリア1部インテルからの完全移籍が見込まれているが、800万ユーロ(約10億4000万円)の移籍金を巡ってクラブ間交渉が難航中と地元紙では報道されている。  メキシコ1部パチューカのFW本田は予定通りに1年契約を満了して退団。米メジャーリーグサッカー(MLS)移籍がささやかれており、ロシアW杯後の日本代表イレブンは“大移動”となりそうだ。