【ミッドナイトオート】勝負のカギは「消音マフラー」

2015年11月16日 12時03分

騒音対策として消音効果を高めた新型のマフラーを装着してレースが行われる

【ミッドナイトオート(16〜18日、飯塚)】オートレース業界初の試みとなる深夜の“消音決戦”「ミッドナイトオートレース」が16日、福岡県飯塚市の飯塚オートで開幕する。場内は無観客で、車券の発売はネット投票のみと、通常開催とは異なる点も多い中、在宅観戦でのレースや車券に対する“集中力”の高まりも期待できる。3日間開催は1日6R制で初日16日のみ最終レース発走が20時55分。2日目と最終日優勝戦は23時30分が第6R発走となる。東スポグループでは3日間の激闘を“全面バックアップ”。勝負のカギを握る消音マフラーの特性に迫った。

 今回、騒音対策として消音効果を高めた新型のマフラーを装着してレースが行われる。

 このマフラーは、川口オートで9月に2節、ナイターレースで使用されたもの。通常のマフラーより大きく長さもあり、見た目にも違いが分かる。通常のマフラーと、どのような違いがあるのか? 消音マフラーでレースを経験した選手に聞いてみた。

 川口の鈴木清は「このマフラーは左側のチェーンカバー、右側はリアのフレームで留めてつり下げます。すごく重いですね」という。「自分はテストランもしていたから、そうでもなかったけど、敏感な人は違和感がすごいかも」とのこと。

 川口開催では「バイブレーションがひどい」という選手が結構多かった。これについては「バランスは前後でいつもと違う。特に後ろが重い。マフラーがしっかり固定されているので、フレームのしなりがなくなり硬さが出る。それでバイブレーションがくるんだと思います」と、通常にはない症状が出ることも。

 装着した場合のエンジン面については、「変なところでブレーキがかかる感じ。特に2節目のときは止まりすぎてた」。コーナーでの止まりの違和感も、鈴木以外からも聞かれた。「そう考えると、マフラー特有の調整は必要かも」とのこと。

 さらに「1走目でソコソコ合ってくれればいいけど、ずれていると厳しいと思う。このマフラーでの調整の基準がないので」と、初戦での“マッチング”で2日目以降の仕上げに影響が出そうだ。

 ただ、佐藤裕二は「最初の1発目は違和感があったくらい。乗り味とかの変な感じは最初だけ」と感じ方はさまざま。でも「エンジンを空ぶかしして調整する人は、音がしないから調整は大変かも」と選手によっては調整が忙しくなりそうだ。レースを制するには、このマフラーをいかに早く“味方”につけるかがカギを握りそうだ。