松阪競輪GIII「開設67周年記念」(蒲生氏郷杯王座競輪)は今日26日、2日目を続開する。メーンの12R優秀「松阪牛賞」は地元のエース浅井康太が単騎で躍動し、人気に応えるとみた。変幻自在に立ち回る木暮安由が詰め寄るとみたが、自力勝負となると突如として燃える村上義弘も控えているだけに混戦となりそうだ。
【注目選手=木暮安由(32=群馬・S1・92期)】初日特選10Rはシャープなまくりを繰り出しライバルたちを飲み込んだ。前回、小松島S決勝の落車で右肩、ヒジを負傷し本調子を欠く中、不安を一掃する痛快な一打に見えたが「まくるタイミングは良かったけど芦沢に差されては。アイツに抜かれるようではまだまだ。何か違う」と頭と身体の微妙なズレに首をひねっている。
2日目12Rの優秀「松阪牛」は再度、芦沢に任され自力勝負となった。「まだ道中でスキがある。優秀は攻めるレースを意識して。緩めば叩くし長い距離を踏むことも考える」と、タテ攻撃に主軸を置いている模様だ。
もしも芦沢に再び抜かれたり、別線に飲み込まれたとしてもそれは修正の範囲内。準決以降へつながるレースを実現し、軌道修正を図る。〈12R出走〉