【KEIRINグランプリ】2017年を締めくくったのは中部コンビの絆――。神奈川県平塚市の平塚競輪場で30日に行われた「KEIRINグランプリ2017」(GP)は浅井康太(33)が2015年京王閣大会以来、2回目のGP優勝を飾った。

 深谷知広(27)が圧倒的な迫力でレースの主導権を握ると、浅井が番手で貫禄のさばきを見せ、優勝賞金1億160万円と、輪界最高の栄誉を手にした。

 浅井は落車した深谷を気遣いつつ、輪界を引っ張っていく深谷との中部タッグを強調した。

 深谷は4角で落車してしまったが、1万7千人に迫るファンの「深谷コール」を背に、死力を尽くして再乗、完走し、ファンへの感謝を口にした。