平原 地元・大宮記念V4

2013年01月09日 15時10分

 大宮競輪東日本発祥64周年記念(GⅢ・倉茂記念杯)は8日に決勝戦が行われ、地元の平原康多が長塚智広とのマッチレースを微差制して優勝。2年ぶり4度目の大宮記念制覇で2013年最高のスタートを切った。

 

 平原、長塚の力のこもったハンドルの投げ合いは見応えがあった。着差は微差。平原の地元Vへの執念が長塚のそれをわずかに上回った。「一成をかわして“よし”と思ったところで外に長塚さんがいた(苦笑)。完全に抜かれたと思ってゴール後は祝福したんですけど…。この差は大きいですね」。2年ぶりに味わう地元での美酒に会心の笑みを見せた。

 

 いつも通りの冷静な立ち回りで勝機を見いだした。イン斬りを浅井に突っ張られ5番手になる誤算はあったものの「前も後ろも関係なく自分のタイミングで」仕掛け、単騎でまくった渡辺に切り替える絶好の流れを手繰り寄せた。「浅井のところ(3番手)を越えられたのが大きかった。一成を差し返せるだけの手応えも残ってました」。勝ち上がりで見せたキレ、迫力は決勝でも存分に生かされた。

 

 ここ2年はけがに苦しんだ。昨年の優勝はFⅠ戦一本のみで、立川ダービー(3月19日~)も予選回りが決定している。それでも「要は調子を上げて負けなきゃいいだけ」と強気な姿勢は崩さない。もちろん視線の先にはタイトル奪取と3年ぶりのGP返り咲きしかない。「そのつもりで頑張りますよ」

 

 巻き返しを狙う平原の2013年が最高の形で幕を開けた。