オートレース第33期生が卒業 女子レーサーは7人

2017年07月04日 11時30分

卒業式出席者で記念撮影する33期生

 オートレース選手養成第33期生の卒業式が3日、茨城県下妻市・筑波サーキット内の公益財団法人JKAオートレース選手養成所で行われた。この日はケガのため欠席した山本将之を除く19人が出席、晴れの日を迎えた。訓練中の負傷により選手登録が遅れる山本ら4人を除く16人が今月開催(飯塚所属の選手は来月)でレーサーとしてデビューする。

 昨年10月に始まった養成訓練を終え、この日の卒業式では最優秀賞の中村杏亮(21=飯塚)が代表であいさつ。「公正安全なレースを心がけ、業界発展の礎となるよう一生懸命に努力し、関係者各位の熱い心に応えたい。オート界の新たな力になるよう永遠に輝き続けたい」と誓った。

 JKA笹部俊雄会長も「1期先輩の鈴木圭一郎は22歳の若さで史上初のSG4連覇を達成した。33期生も、オート界をけん引するスター選手となってくれるものと期待しています」と“第2の鈴木圭一郎”誕生を願った。

 33期は女子が7人。この期から西日本の飯塚にも女性レーサーが誕生。稲原瑞穂、吉川麻季、堂免沙弥の3人が配属。稲原は山口県出身の21歳。叔父は山陽28期・稲原良太郎。卒業式を迎え「ここまで苦しかった。やっとスタートラインに立てた」とホッとした表情。ただ「実地訓練でもっとグリップを開けたり、突っ込んだりしないといけないと思った」と課題もあるが「少しでも皆さんに『買ってみようか』と思っていただけるレースをしたい」と気合を込めた。

 もう一人の21歳・吉川は「やっとタイムが追いついた感じでまだ不安しかありません」と危機意識を持つ。「もう少しタイムを上げたい。デビュー戦はできることを全力で出し切っていきたい」。指導員は荒尾聡。師匠のS力、スピード、テクを少しでも吸収したいところだ。

 堂免は福岡出身の24歳だ。「人一倍(スピードが)遅かった」と養成所生活を振り返った。「まだまだなので、人よりも練習をしないと。少しでも早くグリップを開けられるようにして一走一走、確実に乗れるようにしたい」と初戦までに万全の状態を目指す。