昨年のゴールデンウイークに静岡競輪場で開催された「第70回日本選手権競輪」(GI・熊本地震被災地支援)で優勝した中川誠一郎(37=熊本)の優勝祝賀会が24日、熊本市内のホテルで関係者、ファン約150人を招いて盛大に行われた。

 優勝シーンのレース映像が流れると主役の中川はシルバーのタキシードを着て登場。来賓を代表して熊本市の大西一史市長は「中川選手のこれからの活躍が熊本の復興を引っ張っていく。我々もその姿に勇気づけられていくと確信しています」と祝辞を述べた。

 中川は「本業でこのような会を開いてもらって本当にうれしいです。熊本の復興は進んでいますが、熊本競輪場が復活して走ることを目標に頑張っていきますので応援してください」と話した。

 中川は奈良記念初日(2日)に落車。右鎖骨と右肋骨3本を骨折した。「6日に手術して今は生活する分には支障のない程度になっています。周回ぐらいは乗れるようになりました。3月には走れればいいなと思います」と、来月17日開幕の「ウィナーズカップ」(GII・高松競輪場)での復帰を目指している。