【KEIRIN GP】競輪界最大のイベント「KEIRINグランプリ2015」(GP)は12月30日、東京都調布市の京王閣競輪場で優勝賞金1億円をかけて争われる。その出場9選手が17日、東京都内のホテルで行われた共同記者会見で意気込みを語った。

 気になる昨年の優勝者・武田豊樹と平原康多の並びは、武田が「今年のGⅠ2勝は平原君の後ろですし、前で頑張ってくれた選手もたくさんいる。今年最後は自力を出して終えたい気持ちもある」と昨年のGPとは逆になった経緯を話した。平原は「番手を回らせてもらいます」と神妙な面持ち。16回目の出場になる“レジェンド”神山雄一郎は「3番手を固めます」。歴代最多の出場に関しては「よくやってるな…」と笑いながら答えた。

 村上義弘と初出場の稲垣裕之は、稲垣―村上の並びで行く。村上は「連続でGPを走らせてもらっているが、いつもこれが最後と言ってきた。いよいよそれが現実味を帯びてきた」と小さな笑いを誘った。稲垣は「絶対この場に立ちたいと思ってやってきた」と気合を込めた。

 共同公開抽選により1番車になったのは初出場の園田匠だった。「1番車は競輪で一番重みのある車番」と背筋を伸ばした。浅井康太は「6月生まれなので、6番車はうれしい」と笑った。園田と浅井はそれぞれ単騎戦を選択した。

 福島の2人はいつも通りの新田祐大―山崎芳仁で並ぶ。新田が「山崎さんとワンツーを」と気迫をみなぎらせると、山崎は「今年はギア規制もあり、どうなることかと思ったけど…」。久しぶりのGP出場を喜んでいた。


KEIRINグランプリ想定番組(30日11R)
(1)園田  匠34福岡87
(2)新田 祐大29福島90
(3)神山雄一郎47栃木61
(4)稲垣 裕之38京都86
(5)武田 豊樹41茨城88
(6)浅井 康太31三重90
(7)山崎 芳仁36福島88
(8)平原 康多33埼玉87
(9)村上 義弘41京都73