〝読モ〟になった女性オートレーサー

2011年04月26日 16時51分

【白鳥幹太:ギャンブル裏街道】
<オートレース編>今夏、無事卒業となれば44年ぶりに誕生する女性オートレーサー候補生の近況を伝えようと思い、4月半ばに坂井宏朱(26)、佐藤摩弥 (18)候補生の2人を取材した。東日本大震災後、約1か月の間、茨城県つくば市にある養成所を使用できなかったので彼女たちは自宅待機に。その間を縫っ ての再会となった。
 取材に当たり、本紙が強く要望したのは「オシャレ」。これまでメディアに登場した彼女たちは散切り頭で全く化粧っけのないものばかりだっただけに、本紙独自で別の視点で伝えようと思ったからだ。

  2人に「お気に入りの洋服で、ばっちりメークを決めてきてください」とお願いしたら、期待通りシャレこんできた。待ち合わせ場所は渋谷のハチ公前。彼女た ちと長時間話す機会を持ったのは昨年12月に続いて2回目だったが、あまりの変貌ぶりに最初にすれ違った際に全く気がつかなかった…。情けない。
 2人を引き連れ、まず撮影スポットに選んだのが109前。茶髪でド派手メークの若者でごった返す中、お構いなしにカメラマンがストロボを光らせた。通行 人がちらちらと彼女たちの顔をのぞき込む。最初は「恥ずかしい」を連発し、顔を赤らめていたものの、時間がたつにつれすっかり“ソノ気”に。センター街脇 のサーティワンでアイスクリームを仕込み、“読モ風”で撮影を再開したら違和感がなくなっていたのには驚いた。若者は何でも順応するのが早いのだ。撮影終 了後にインタビュー。3月半ばから約1か月の帰省の間にこれまでと立場の違いを実感した。街を歩いていて「テレビに出ている方ですよね。応援しています」 と見知らぬ人から声をかけられることが増えた。
 今回の109前での写真撮影は、一般人から「スター候補」の気分を味わってもらおうと思い、この場を選んだのだが、彼女たちにその意図は伝わったのだろうか。美女オートレーサーのモデル姿は5月2日発売の東スポゴールデンウイーク号でお伝えします。