小倉競輪のFⅠナイター「ホークス杯」が17日に初日を開催。今シリーズはガールズケイリンも行われており、7Rの児玉碧衣(27=福岡)は後続をぶっちぎり圧巻の勝利を挙げた。

 レース後は「内をすくわれたのは意識していなかったから。あの辺はビッグレースになると命とりになる」と課題を挙げたが、逃げ切って上がりタイムが11秒9ならば決して悪くない。「練習不足のせいか座ってからの伸びがイマイチでした。でも1走して脚に刺激が入ったので、良くなると思う」とさらなる上積みを示唆した。

 今シリーズは「ホークス杯」とあって、選手が入場する際にプロ野球・ソフトバンクホークスの応援歌が流れる。福岡出身の児玉はもちろん同チームのファン。しかも「小学校の1、2年生の頃、チアダンスのチームに入ってドームの中で踊っていました」と言うから筋金入りだ。

「入場した時に応援歌が流れてきたからうれしくなって。口ずさもうとしたら、途中でブツッと切れたから『聞けないんかい!』ってなった(笑い)。フルで聞けたらもっとテンションが上がって頑張れると思います!」

 前検日(16日)には税金を納めるために優勝しに来たと明かし、初日は応援歌に癒やされた。ともあれ、今シリーズはモチベーションが高いのは間違いない。