【Challenge! 新人選手紹介】卒記チャンプ・纐纈洸翔「GⅠに行って先輩の前で頑張りたい」

2022年08月04日 12時50分

纐纈洸翔は愛知が送り出すニュー大砲だ(東スポWeb)
纐纈洸翔は愛知が送り出すニュー大砲だ(東スポWeb)

 ルーキーを取り上げる「Challenge! 新人選手紹介」。121、122期の第一弾は121期の卒記チャンプ・纐纈洸翔をピックアップ。名古屋に久しぶりに現れた金の卵は養成所に入る前から噂になっていた。スピード非凡で競輪センスもあると期待は高まるばかり。本デビュー後に話を聞いた。

 記者に囲まれれば言葉を選んでしっかりと受け答える。弱冠20歳ながら浮ついたところがなく、礼儀正しい好青年だ。

 世界的なロードレースを目にして高校から自転車競技を始めた。「中3の時にユーチューブでツール・ド・フランスを見たのがきっかけです。高校に入ったら自転車部があったので入部しました」。当然、最初はロードレースに出ていたが「高2でバンクを走ったらタイムが出たので」と種目をトラック競技に変更。高校3年生になって進路を決める際に「好きなことを仕事したいと思って」と競輪選手の道を選んだ。

 養成所時代は「みんなすごいタイムを出していました。僕は夏に体調を崩してしまい…」と成績はもうひとつだったが、卒業記念レースでは持ち前のパンチ力と勝負強さを発揮した。「(吉田)敏洋さんに『決勝に行ったら取りにいけ』って言われていました」。冷静な立ち回りで勝負権のある位置を確保すると、最終バックから前団に襲い掛かって混戦を打破。名古屋の鬼軍曹を喜ばせた。

 本デビューの決勝は同期のくせ者・室井蓮太朗(21=徳島)にまくりを合わされて2着。優勝を逃したことより、準決で末広快理(24=兵庫)にまくり追い込まれたことを気にしていた。「いいかかりだったのに末広さんに負けて悔しかったです」。先行勝負に対してのこだわりが感じられた。

 目標とする選手には深谷知広(32=静岡)の名前を挙げる。「高3の夏ぐらいから競輪をいろいろ見るようになりました。深谷さんのように先行したいです」と目を輝かせた。

 名古屋の選手に纐纈の話を振れば、うれしそうにその強さを説明してくれる。久しぶりに出てきた大砲への期待は大きい。師匠の鰐渕正利(52=愛知)は「纐纈は真面目、真面目。自分で考えることができるからオレから言うことはそんなにない。(特班で)上がれるなら上がったでいいけど、チャレンジなら2周行って逃げ切れるようじゃないとS級では通用しない。力をつけてほしいね。オレは20年近く特別に出たって言ってやった(笑い)。今の中部は勢いがないから、山口拳矢たちと一緒に特別に行ってもらいたい」。中部勢のけん引役になることも期待している。

「GⅠに行って先輩の前で頑張りたいです。今はまだまだ力が足りないので練習してタテ脚をつけないと」。大舞台を夢見る若武者はひたむきに汗を流して才能を開花させる。

【Q&A】
――趣味は

 映画や韓ドラを見ることかな。ホラーから恋愛モノまで見ています。

――初めての賞金で買ったものは

 持ち運びできるマットレスです。宿舎で使おうと思って。

――今、欲しいものは

(ベンツの)ゲレンデヴァーゲンです。

――山内卓也選手とかが乗っている車ですね

 カッコいいですよね。

――音楽は何を聞いていますか?

 ヒップホップが好きです。朝の練習前に聞いて気分を上げたりしています。

――深谷知広選手に会ったことは

 まだ会ったことはないです。

――会ったらどんなことを聞いてみたい

 レースの組み立てや、どういう踏み方をしているか聞いてみたいです。

 ☆こうけつ・ひろと 2002年7月8日生まれ、岐阜県出身・愛知支部所属。172・9㌢、79・9㌔。師匠は鰐渕正利(愛知・65期、A級3班)。

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