福井競輪GⅢ「開設72周年記念 不死鳥杯」が7日に初日を幕を開ける。

 地元の大エース脇本雄太(33=福井)が2年ぶりに地元記念に登場する。これまで「地元記念はGⅠぐらい大事」と話していた脇本にとっては待望の開催となるが、思わぬ返事が――。

「5月のFⅠで〝ワッキー凱旋!″的なものは全部やったから、もう、今さらでしょう。それにGⅠを優勝するのが今の一番の目標だから、途中段階といったところです」とサラリとしたもので、あくまで照準は8月西武園のGⅠオールスター競輪に定めている。

 とはいえ、今シリーズは盟友の古性優作(31=大阪)もおり、4日間、主役の座は揺るぐことはない。「優作とは今年だけでもう何回連係していることか。それももう今さらって感じ(笑い)」と笑い飛ばしたが、今月は月末に伊豆ベロドロームで行われる「ジャパントラックカップ」に出場するため、当大会しか走る機会がない。

「(配分の入っている)松山は日程が重なるため欠場になりそう。オールスターまで競輪を走れないし、ここは頑張らないと。4連勝が求められる? 優作はすんなりなら楽に抜くし難しい。その手の話はFⅠ(の3連勝完全V)までかな」と言いつつも、4日間、地元の責任に応える激走で魅せてくれるはずだ。