【久留米競輪・GⅢ中野カップレース】北津留翼 5年ぶりの記念V若手が育つとラインが生きる」

2022年06月28日 18時54分

賞金ボードを掲げる北津留翼(東スポWeb)
賞金ボードを掲げる北津留翼(東スポWeb)

 久留米競輪GⅢ「開設73周年記念」(第28回中野カップレース)は28日、12Rで決勝が行われ、北津留翼(37=福岡)が優勝。V賞金438万円を獲得した。北津留のGⅢ優勝は2017年宇都宮以来、6回目。
 
 九州作戦がズバリ決まった。先陣を務めた阿部将大(26=大分)が赤板フル発進で伊藤颯馬(23=沖縄)―北津留―伊藤旭(22=熊本)を先導。鐘過ぎに伊藤旭は郡司浩平(31=神奈川)にすくわれたが、必死の抵抗でサポートする。

 2角で伊藤颯が自力にチェンジ、3角では北津留が車を外に持ち出して大万歳。最後は郡司に中を割られそうな場面もあったが北津留は「本気で踏んで本気で(ハンドルを)投げた」結果がVゴール。「後輩3人に気を使っていただいて、負けるわけにはいかない、と思って走っていました」と激戦を振り返った。

 5年ぶりのGⅢ制覇。報道陣に言われて「あー、あっ、思い出しました」とのことだったが、過去とは違って後輩の助けがあってこそ。「若手が育ってくれるとラインが生きる」と成長を喜び、「後輩の前で1回ぐらい頑張りたい。僕は老いていくので使えるうちに使っていただきたい」と今年17年目のベテランは頭をかいた。「年なのでパフォーマンスは落ちているが、器材面、知識で走っている」と謙虚に話すが、ツバサの自転車愛は誰よりも深く。そして、いつまでたっても強いのだ。

 この優勝で11月小倉GⅠ競輪祭の出場権も獲得した。地元の特別競輪は「ひとつの目標だった」と肩の荷が下りたが、すぐに「次は優勝できるように頑張りたい」。決勝8着に敗れた昨年の雪辱を誓い、これからも精進していく。

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