【武雄競輪・GⅢ大楠賞争奪戦】初日特選は究極の攻防 制した平原康多は「一気に3倍きつくなった」

2022年04月23日 20時19分

平原康多がハイレベルなレースを勝ち切った(東スポWeb)
平原康多がハイレベルなレースを勝ち切った(東スポWeb)

 武雄競輪GⅢ「開設72周年記念」(大楠賞争奪戦)は23日、開幕した。初日は3連単42万円超の特大配当を含む3レースで6ケタ配当(3連単)が飛び出したが、総じてみると本命サイドで推移。メインの12R特選は平原康多(39=埼玉)が勝利。幸先のいいスタートを切った。

 シビれた。佐藤慎太郎(45=福島)が「激しいレースになってプロだなって。ファン目線でね。競輪選手としていい思い出ができた」と独特の言い回しで話していたのがピッタリ当てはまる。

 S班5選手が集った12R。山田庸平(34=佐賀)―荒井崇博(44=佐賀)の地元勢を封じ、鐘前上昇した松浦悠士(31=広島)―佐藤―守沢太志(36=秋田)を、吉田拓矢(26=茨城)―平原―諸橋愛(44=新潟)―木暮安由(37=群馬)の関東カルテットがアタック。

 松浦は「出さすつもりはなかった」が、吉田の先行意欲が上回って主導権は吉田の手にわたった。

 叩かれた松浦もすぐ終戦とはせず、今度は内で粘って平原に抵抗。競り合いは最終4角手前まで続いたが平原が守り切って、返す刀で抜け出した。勝者は「(松浦の飛び付きで)一気に3倍きつくなったが、ツケマイで回って(吉田を)残そうとしたが(佐藤)慎太郎さんが(外に)来たのが確認できたので。苦しい中でも冷静に運べた」と気持ち良さそうに汗をぬぐった。殊勲の吉田は4着だったが「(松浦と)力勝負できて良かった。次につながる」と収穫はあった様子。

 また、平原後位の諸橋をさばいて2着入線した佐藤は「松浦はズルズル下げる選手ではない。頑張ってくれた」とパートナーを絶賛しながら「前の並走は見えていたしコースを作って外を踏めたので」とデキには合格点を与えていた。

 一方、松浦は「鐘3角で流し過ぎた。良い動きができなくて悔しい」と巻き返しを誓い、地元期待の山田は「踏み遅れないようにと内に差し込んでしまい、バックを踏んでホームでタイミングを逃したのが…」と仕掛け損じを悔やんだが「感覚は悪くなかった」と2日目以降の戦いへ気持ちを切り替えていた。

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