川崎競輪のGⅢ「開設73周年記念」(桜花賞・海老澤清杯)は15日に2日目を開催。二次予選11Rでは松浦悠士(31=広島)が通算300勝を達成した。

 3月宇都宮のGⅡウィナーズカップ準決で299勝目を挙げてから、珍しく白星から遠ざかっていたが、中団まくりを決めて惜敗続きにピリオドを打った。「やっと、って感じです。本当は(前回の)玉野記念で決めたかったですね。大石(剣士・26=静岡)君のかかりが良くて、踏み上がっているところを無理矢理いったのでギリギリでした。いいの(ブロック)をもらっていたらヤバかったかも。人気に応えられて良かったです」とホッとした表情。

 しかし課題もあったようで「ハンドルを持つ位置を変えてみたけどちょっと違った。調子自体は悪くないと思うので、もうちょっと体とマッチさせられるように。セッティングを軽くいじるかも」と喜びに浸ることなく準決以降への準備を進めた。