
平塚競輪GⅢ「開設72周年記念」(湘南ダービー)は10日に最終日を開催する。決勝12Rに挑む地元の郡司浩平(31=神奈川)は準決勝12Rを制して節目の通算300勝を達成した。「今シリーズ中にとは思っていたのでどこでも良かったです。地元で決められて良かった」と胸を撫でおろした。
レースは雨谷一樹(32=栃木)に中団を取られ、厳しい展開を想定したが「7番手はダメだけど5番手だったので。最低限の位置取りはできた。2角はきつかったが、悔いを残したくなかったからムリクリ行った。重かったけど仕掛けは申し分なかったです」と和田真久留(31=神奈川)―大塚玲(40=神奈川)を連れ込む会心のまくりで地元トリオが上位独占。
スタンドは今シリーズ一番の盛り上がりをみせ、笑顔のウイニングランとなった。
最終日の決勝12Rは、「5秒で決めます」と和田と話し、納得の前回りとなった。「ゴール前にみんなで勝負できるように走りたい」と健闘を誓うと「そうだ、玲さんを先頭で行かせようか!」(郡司)、「それだ! あの人もうお腹いっぱいだろうし(笑い)」(和田)と、両者でよからぬ冗談を飛ばし、大事な地元決戦へ向けてリラックスしていた。
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