防府競輪FⅠ「九州スポーツ杯争奪戦」は10日が最終日。2日目(9日)の準決11Rで2周半の突っ張り先行を敢行した山根将太(22=岡山)が光っている。

 番手の地元・桑原大志(46=山口)には差されたものの、2着に踏ん張って決勝進出を決めた。「2周半ですよ…」とベテラン桑原も舌を巻く走り。

 ただ本人は「前を取る形になったし、国村(洋)さんまでおられるので、その時点で突っ張りも頭にあった」と冷静に振り返った。

 道中の運びも「きつかったけど、皿屋(豊)さんが来るのも見えていたし、早めに合わせられた」と落ち着いたもの。これで単発レースを除き4場所連続の決勝進出。「とりあえず乗れてよかった」と安堵した。

 今開催、A級には121期を早期卒業した同県の後輩、太田海也(22=岡山)も参戦。先にA級決勝進出を決めていた。「準決も結構強かったですからね」と、刺激をもらったのも確かだ。

 今後も切磋琢磨していく存在と、S級初優勝をアベックVで決められたら最高だ。