高知競輪のGⅢ「施設整備等協賛競輪 土佐水木賞」は28日に3日目を開催する。

 北九州が誇る大砲一族、林家の長男、林大悟(26=福岡)が元気いっぱいだ。二次予選10Rは後方から抑えて望月一成との先行争いを制し、まるで500バンクではないような積極的な立ち回りでバンクをわかせた。絶好展開となった南潤(24=和歌山)にまくられたのは致し方なし。むしろ3着に踏みとどまったのだから上出来と言っていい。

「最近はみんなが動いた上を行くレースが続いていたので。2日目は自分から動かせた。あわよくば2着がよかったですが、いいレースができました」と胸を張りニヤけた。

 初日特選は単騎での戦いを強いられ持ち味半減だったが、2日目は気持ちが乗りに乗った。「番手の(坂本)亮馬さんには兄弟で世話になっているし(松岡)孔明さんも付いてくれた。初日を経験してラインの大事さを改めて実感しました」

 GⅢ決勝の経験は「まだないんです。ここは目指します!」。3日目11Rは一走入魂でファイナル進出を決め、自身の新たな扉を開く。