四日市競輪のS級シリーズFⅠ「西日本カップ」は26日、最終日を開催。12RのS級決勝には中四国4人が駒を進め、石原颯(22=香川)を先頭に犬伏湧也(26=徳島)、湊聖二(45=徳島)、山下一輝(32=山口)の並びで結束する。

 119期のナンバーワン・犬伏は連日、危なげのない逃走劇。準決は後ろの山下が飛びつかれないようにカマすと余力たっぷりに押し切った。「重かったけど1着が取れているからいいですね」と満足げだ。

 決勝は強先行で売り出している同じ四国の石原もいて並びが注目された。ベテランの湊を中心に中四国4人で話し合って並びが決まった。「後ろを回ってみたいのと、自力でやりたいのと半々でした。四国で別線になりたくなかったので、それならと。連係を外さないようにですね。自分の仕事をします」と意気込んだ。

 敵の松岡辰泰(25=熊本)、伊藤裕貴(30=三重)は自在性があって分断は当然考えてくる。脚でしのいで直線勝負に持ち込みたい。