奈良競輪GⅢ「開設71周年記念 春日賞争覇戦」は13日に最終日、決勝戦が行われる。吉田拓矢(26=茨城)は無傷の3連勝で勝ち上がった。準決勝は宿口陽一(37=埼玉)が1番車だったが位置取りに手間取りまさかの後ろ攻め…。

 それでも「もうデタトコ勝負。前が緩めたところを駆けられた」と一気に畳みかけレースを支配した。「準決は3日間で一番よかった。新車が特にいい。競輪祭を獲った時のものよりいい!」と胸を躍らせた。

 決勝は再度、宿口に任された。「脇本(雄太・32=福井)さんがいて、松浦(悠士・31=広島)さんもいる。(中四国の5車結束は意外でしたけど(苦笑い)。だけどGⅠを前にいいメンバーで戦えるので、モチベーションは高まります」と、直後に控える地元・取手GⅠ「全日本選抜」の前哨戦ともいえる大一番を前に、身を乗り出した。