
高松競輪GⅢ「開設71周年記念 玉藻杯争覇戦」は30日、12Rで決勝戦が行われ、古性優作(30=大阪)の2角まくりに乗った山田久徳(34=京都)が直線を抜け出して優勝。2021年2月の奈良以来、通算3回目のGⅢ制覇を達成した。2着は古性、3着は松浦悠士(31=広島)マークから伸びた佐藤慎太郎(45=福島)。
GP王者、古性に前を任せて追走に専念。最後の最後に余裕のひと踏みで寸前差しを決めた。これぞラインの結束力! 近畿魂を両者で体現した。
「作戦から組み立てまでぜんぶ古性に任せていた。2角は行けるかな? と思いながら付いていったけどそのまま、まくった。さすがですよ。自分も自力選手として前を回る脚を付けなアカンと思った」
昨年の11月小倉「競輪祭」で初のGⅠファイナルへと勝ち上がった事でひと皮むけ、レベルアップ。今年はさらなる飛躍の年として期待がかかり、「今年も決勝に乗りたい。そしてタイトルを取れるように!」と自覚も芽生えた。まずは次走の高知を走り、年初一発目のGⅠとなる取手「全日本選抜競輪」を目掛けて精進していく。
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