豊橋競輪GⅢ「開場72周年記念 ちぎり賞争奪戦」は22日、3日目を開催する。決勝シートをかけた準決3番がハイライトだ。10Rは勢いある原田研太朗(31=徳島)が有力だが、皿屋豊(39=三重)に迫力満点のタテ攻撃が戻って来た。

 初日は吉田敏洋(42=愛知)、島野浩司(52=愛知)の地元愛知2人を付けて迷いなく打鐘発進。ハイピッチも2着に粘って中部で上位を独占した。「自分の中でも会心のレース。後輩に頑張ってもらって取る1着のレースもうれしいけど、僕もまだまだ自力でやりたいので。自信になりました」。最近は歯がゆいレースが続いていただけに満面の笑みを見せた。

 二次予選は「打鐘で内に行ったのは失敗」とミスもあったが、そのあとのリカバリーは見事だった。「ホームで詰まったんで。ここで行ったら決まると思いました」。7番手からロングまくりをさく裂させて取鳥雄吾(27=岡山)を撃破。いい流れを切らさなかった。

 10R準決は初日と同じ愛知の2人が付いてプレッシャーはあるが、唯一のライン3車。強気の自力勝負で決勝シートをつかみ取る。