伊東競輪のGⅢ「開設71周年記念」(椿賞争奪戦)の最終日(19日)の12Rで争われた決勝で深谷知広(31=静岡)は、猛然とまくり追い込んだが新田祐大(35=福島)に2分の1車輪及ばず、2着となった。

 深谷は「ギリギリまで迫れたと思ったけど、及びませんでした」と悔しい表情。だが、長く苦楽を共にしてきた新田との勝負は、あらゆる感情が込められたもので「お互いゴール前ですべてを出し切れたのは良かった。最後はハンドルを投げる力も残っていなかった」と清々しい表情を浮かべていた。

 伊東は「ナショナルでもお世話になっている場所だったので」と、新田との好勝負を見せられたことにも喜びを感じていた。

 昨年4月の武雄記念から続けている寄付活動も継続。伊東市にコロナ対策として賞金の一部(10万円)を寄付した。