伊東競輪のGⅢ「開設71周年記念」(椿賞争奪戦)は19日、最終日を迎える。決勝に進出した坂口晃輔(33=三重)が伊東市の名所に感謝しきりだった。

「前検日に大室山に登ったんですよ。ロープウエーで。パワースポットと言われていて、その効果ですね」

 伊東市が誇る観光名所に立ち寄ったことが、今節の流れを生んだと力説。過去には「前に伊東競輪に参加した時に行こうと思ったんですけど、休日で人が多すぎて登れなかったんです。そしたら落車…」ということがあったという。

 また今開催前には当地でラストランを走った若松孝之さん(引退=96期)と会う機会があったそうで「若松君が引退したところやな…と。アップとかで若松君が使っていた棒を持ってきたんですが、彼の力も後押しになったみたい」。穏やかに決勝進出を喜んだ忍者レーサーが、不気味だ。