【京王閣競輪・東京スポーツ杯】諸橋愛 落車直後に防府記念を走った真意「立ち直れなくなると思った」

2021年12月10日 11時47分

諸橋愛の戦いはまだまだ続く(東スポWeb)
諸橋愛の戦いはまだまだ続く(東スポWeb)

 京王閣競輪場のナイターS級シリーズ「東京スポーツ杯」が10日、開幕する。諸橋愛(44=新潟)が晴れやかで、またどう猛な表情を取り戻していた。

 地元弥彦で開催されたGⅠ寬仁親王牌の決勝は落車。再乗しての8着に終わった。心身の傷は想像を絶するものがあったものの、約1週間後、傷だらけのまま防府記念に参戦した。

「立ち直れなくなると思ったんですよ。気持ち的に」

 ゆっくり休むことで、確かに傷は癒えるかもしれない。しかし治り方が違う。すぐにでも走ることで、自分が立っている場所を再確認した。自らをぬるま湯につからせることはしなかった。

 誰も助けてくれない孤独な戦場。「防府を走ったことで競輪祭はダメージが残ったかもしれない。でも走ったからこそ、競輪祭の後につながった」と振り返る。オーラを放ちながら「2週間、練習したよ。鬼のように、ね」と笑った。

 GⅠ優勝をあきらめることなどない。もう一度、グランプリの舞台へ。来年は関東のS級S班が3人。勢いもある。

「ただ、1月、記念のあっせんがなかったんだよね(笑い)。5つもあるのにさ~、もう!」

 初日(10日)の12R特選は関東を引っ張っていく坂井洋(27=栃木)とタッグを組む。諸橋の戦いは、続く。

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